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vol.27
乳幼児のおもちゃとベビーベッド選びは「子供PSCマーク」をしっかりチェック!

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子どもが毎日のように使用するものだからこそ、おもちゃやベビーベッドが関係する子どもの事故が後を絶ちません。こうした事故にあう子どもは年齢が低い場合が多く、例えば玩具による誤飲や窒息事故では、その約9割が3歳未満の乳幼児であったとの調査結果もあります。
では、安全なおもちゃやベビーベッドを選ぶにはどうしたらよいのでしょうか。その目安になるのがPSCマークです。今回はPSCマークについて見ていきましょう。

PSCマークって何?

PSCとは、Product safety of consumer productsの略で、国が定めた基準を満たす安全な製品であることを示すマークのこと。私たちが日頃使うさまざまな製品にこのマークが付けられているので、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

「子供PSCマーク」がはじまりました!

今回、国の制度改革によって、令和7年12月25日から3歳未満の乳幼児向けのおもちゃと乳幼児用ベッドの安全性を確保するための新たな取り組みとして、「子供PSCマーク」の表示が義務づけられることになりました。

乳幼児向けのおもちゃとベビーベッドを「子供用特定製品」として位置づけて、3歳未満の乳幼児向けのおもちゃには丸形の子供PSCマークが、ベビーベッドにはひし形の子供PSCマークが付けられることになります。

メーカーや輸入業者は、国の安全基準を満たした子供PSCマークをつけることと、対象年齢や使用上の注意を明記した警告表示をすることが義務づけられます。
子供PSCマークや警告表示がないベビーベッドは令和9年3月25日以降、販売できなくなります。また、乳幼児向けのおもちゃでは、令和7年12月25日以降に製造・輸入された製品は、子供PSCマークや警告表示がないものの販売ができなくなります。
ただし、令和7年12月25日よりも前に製造・輸入された製品は、引き続き子供PSCマーク等の表示が無くても販売が可能となりますので、製品を選ぶ際には、一般社団法人日本玩具協会が発行する安全認証であるSTマークを確認することも有効です。

子どもの年齢に合った製品を選ぼう

乳幼児向けに販売されるおもちゃには、子供PSCマークといっしょに対象年齢の表示が義務づけられるようになります。小さな部品を誤って飲み込んでしまったり、とがった部品で体を傷つけたりする事故を防ぐためにも、対象年齢をしっかり確認しておもちゃを選びましょう。

使用上の注意や警告表示をよく確認

日頃から、おもちゃで遊ばせる時には、おもちゃに記載されている警告表示をよく確認するようにしましょう。たとえば、「破れたゴム風船を口に入れないようにしてください」「可動部に指を挟まないようにしてください」等の警告が記されているので、よく確認してください。また、年上のきょうだいがいる場合は、おもちゃの対象年齢に満たない年下の子どもが一人で遊ばないように配慮するなど、注意が必要です。

子供PSCマークは、より安全性に配慮したしるし

子供PSCマークは、好奇心が芽生えはじめる時期の乳幼児が思わぬ事故にあわないよう、安全性を確保するための制度です。ぜひ、安全な製品を選ぶ際の目安にしてください。

子供PSCマークについて詳しくはこちらをご確認ください。

子どもの事故予防について、こちらのページに役立つ情報をまとめています。ぜひ参考にして、子ども事故を防ぎましょう。

西田佳史先生

東京科学大学 工学院機械系 教授

西田佳史先生

今回の消費生活用製品安全法の改正は、子どもの安全を考える上で転機となる出来事だと考えています。これまでは、安全基準を満たしていないものも販売が可能でしたが、今回の改正によって、安全基準を満たしていないものは販売することができなくなりました。ここにきてやっと、死亡事故や重傷事故を未然に防ぎ、わが国の子どもたちを守ることのできる環境が整ってきました。素敵なクリスマスプレゼントだと思います。子供PSCマークを確認して、子どもの命を守りましょう。


専門家プロフィール
西田佳史先生
工学者・東京科学大学 工学院機械系 教授。人工知能やビッグデータ等を活用して人の行動や心身機能を計測し、子供や高齢者が安全な生活を継続するための技術を研究。子供の事故予防についても長年にわたって取り組んでいる。

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